「投資」というものを改めて考え直そう
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株式投資というものを通じて日々色んな人と出会えて感謝しております。投資って言うと”難しい”とか”失敗する”とかギャンブルのようなイメージを持たれている方も多く、投資のコミュニティで管理人をしている身としてはなんだか歯がゆいものがあります。
で、今日はざっくり僕が大事にしている「投資」っていう感覚を書いてしまおうかと思ってます。
投資=危険?
多分、職場で株の話とかをすると難しいものというような先入観を持たれている方が非常に多くいることに気づくと思います。実際にやってる身としても危険かどうか?って聞かれたら危険と答えると思います。
危なくないのか?と聞かれたら「ギャンブルに近いけどそれなりに見立てがあってやっている」って答えると思います。実際その通りなんですけど、だからといって損することを許容しているかっていうとなかなか割り切れてない部分もあります。
じゃあ、「なんでやってるのか?」と聞かれたら、
これは自信を持って答えられますが”自分のため”です。
投資とは何だったろうか?
今だと当たり前に株だFXだ不動産だと、分かりやすい型があって、さもその通りやればいいかのような教科書が巷に溢れています。実際、間違った事は書いてないのがほとんどですが、だからといて必ず儲かる方法が載っている訳ではありません。
とりあえず、手に取りやすい場所に、もっともらしい事が偉そうに書いてあると、本屋で立ち読みをしたり、専門用語をちょっとネットで調べたり、古典的な手法について概要を知っただけで「できるような気持ち」になります。わかった気になります。
ただ、僕としてはそんな役に立たない事をする前に「投資」ってものを自分なりに考えて答えを出しておくべきだと思っています。
「投資」ってなんですか?どういうことをすることでしょうか?
投資とは自分の人生を豊かにするお金の使い先
大学生の頃からなのでかれこれ4年位、株をやってます。
改めて思うと、「投資」というのは自分の人生をちょっと良くするためにお金を使うことだと思えてきました。
これは「儲けるために金をぶち込むこと」とはちょっと違うんじゃないかな?と思ってます。
お金を株に変えることで、不安が消えたり、自分の人生がちょっと良くなったり、おまけが貰えたり。おそらくこういったお金の使い方ができたとき「投資できた」と言えるんだと思います。
優待を目的に買ってみるのは投資に近いかも
じゃあ、どうすれば良いんだよ?って話ですが、個人的には「優待目的」で株を買うというのはちょっと投資に近いのかな?と思います。
例えば、今月の給料から頑張って5万円をひねり出して株を買う。その株を持っているから6ヶ月に1度美味しいお米が届く。
こういう株の買い方は、評価益を出すためにって視点が抜けているのでおそらく”投資の教科書”としては間違いなんだと思います。「評価額が下がって資産が目減りしちゃうかもしれないよ」と言われてしまうかも知れません。
もちろん、評価益をわざわざ狙わないのも馬鹿らしいのでもちろん狙いに行ったほうが良いに決まっています。でも、他人の株の買い方にケチをつけるような先ほどの文句を言われたら、俺からしたら「うるせーばーか」って話なんですよ。
「優待目的だけ」は確かに頭弱いと思っちゃいますが、「それなりな割安圏で優待目的」というのはかなり正解なんじゃないかな?って思います。
株って実は、500円で買ったものが600円で売れたら儲かるってだけではないと思うのです。地味ですが、優待だとか、配当だとか、そういう部分を見てもいいと思うんですよね。
「トレーダー」と「投資家」は違う生き物
僕が常々言っていることですが、トレーダーと投資家は評価のポイントが違います。現金ベースでの利益を追求する、月次、日次での利益を追求するというタイプのプレイヤーがトレーダーという生き物なんだと思います。
僕自身は投資家になりたいと思っていつも実はいろんなことを考えて相場に挑んでいます。僕は、なるべく難しいことを考えなくても投資できるにはどんなことが大事なのかな?って考えて日経平均とにらめっこしています。
投資家になれる?本
まぁ、実際僕自身が言えるのは大まかな部分でしかなくて、やっぱりどこかで自分で自分の「投資」というものを確立していくしかないんですよね。
なので、役に立てるかはわかりませんが最後に読んで影響を受けた本をオススメ順に紹介したいと思います。お正月なんでぜひ本屋とかで立ち読みしてみてください。
第一位 株の世界の住人とか技がよく分かる
マンガでわかる株式投資! 女子高生株塾―一番売れている株の雑誌ZAiのNo.1人気連載が待望の単行本化!
- 作者: ホイチョイ・プロダクションズ
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/03/27
- メディア: 単行本
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全部マンガになってる。どうやって株価が上下するのか、 どうしてクソ金融商品は生まれるのか、相場にいるのはどんなプレイヤーか、何を考えているのかそういった事がコミカルに読みやすくまとまっているのでオススメ。
第二位 なんで勉強しなきゃいけないか分かる
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが日本一ブレない長期投資家澤上篤人さんに本気でぶつけた質問状128
- 作者: 澤上 篤人,ダイヤモンド・ザイ編集部,ザイ編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/03/11
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「投資家」として”社会に役立つお金の使い方をしたい”みたいな偉そうなお金の使い方をしたいと目指したら読んでおくとモヤモヤが晴れるはず。ゴキゲン投資家の澤上篤人さんが素朴な疑問というか迷いに答える。綺麗事集。
第三位 トレーダーというかっこよさが分かる
- 作者: セバスチャンマラビー,Sebastian Mallaby,三木俊哉
- 出版社/メーカー: 楽工社
- 発売日: 2012/02
- メディア: 単行本
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ポール・チューダー・ジョーンズという方がいる。トレーダーとして大成された方で、トレーダーという生き物が情熱的にアドレナリンを出しながらどこまでも冷静に取引をしなくちゃいけない”頭が良い人の仕事”であることが生々しく書いてある。
第四位 人に投資についてなんて説明したらよいか分かる
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
- 作者: 山崎元,大橋弘祐
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2015/11/11
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個人的には、アナリストと呼ばれる方の中では比較的マトモな事をおっしゃっていると思います。安全に資産を運用したいと言うと必ず国債買えよとしか言わない元先生。無駄なお金と有益なお金の違いがなんとなくでしか理解できてない人にオススメ。
第五位 小資本で株で稼ごうと思ったら読む本
- 作者: ジムクレイマー,James J. Cramer,井手正介,吉川絵美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2006/07
- メディア: 単行本
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大体、タネ銭も用意できないくせに稼ぎたいとかおこがましいと思います。それでも、稼ぐために株を買う。専門的な知識を学んだり、実践する職業環境が無いって人にはオススメ。投機も大事だけど、それは投資としての資産を膨らますためなんだよって事が書いてある。
損している人=愚かではない
損をしている人を見ると、何故損失を抱えるに至ったかが明白なので愚かに見えるかもしれません。まして、対して取引もしたこと無いくせに本の受け売りで知識が増えて頭でっかちになるとより顕著にこういった傾向が見られます。
たぶん、そういう馬鹿には伝わらないのですが、人生の多くは失敗であって、結果には失敗と成功の2つしか無く、なおかつ結果から帰納法で原因を導いても演繹的に活用でないケースも多いという事です。
一つの失敗から、失敗の原因をわかったつもりになっても失敗しないだけで成功はしません。
ただ、一つの成功から、成功の要因が分かるとあえてリスクを取るという行動が取れるようになります。
それが傍目にはアホらしく映るのです。「合理的に考えたら分かるじゃないか」と言うのは簡単だしもっともらしいんですが、実は「なんであんなバカげた事をやってしまったのだろうか?」という視点で見るのが大事だったりします。
大損コイた馬鹿が身近にいたらぜひ話を聞いてみるのが良いと思います。非合理なリスクを取る裏でどんな甘い汁をすおうと思っていたのか?なぜリスクを取れたのかが見えてくるはずです。
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