企業の価値をどう評価するのか
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ということで、管理人らしく株っぽい話をします。「企業の価値をどのように評価していくか」というお話です。
株式投資の美学
株式投資における「企業の評価付」というのは面白い物語でがあります。物語というのは誇張でもなんでもなく、マジで大昔からコレはすごく研究されていきました。
この2人は、すごく有名で古典的な投資家です。「投資は素晴らしい」「投資は破滅の道だ」この極論とも言える2大主張は今も昔も変わりません。そんな古典落語のそれぞれの主人公に”させられる”のがこのリバモアとグレアムです。
オールドファッションドというカクテルの説明にさえ当たり前に出てくる典型的なギャンブラーとしてのリバモアと、正しい行為としての「投資」師弟物語に出てくるマーリンとしてのグレアム。1870年~というのは調べれば調べる程に投資の黄金期であったのがよくわかります。商業的に投資本が個人に売れたという点を評価すると個人投資家としてはココらへんの年代をスタートに知見が精錬されていったと見るべきでしょう。
普段は、「クソだ」とか「ノリと勢い」とか言う私も、実際はファンダメンタルを重視する普通の個人投資家です。ただ、今回の主人公は破天荒で面白く最後は涙なしに見れない”リバモア”ではなく、どちらかというとみみっちいグレアムです。
過小評価されている企業を探し
早い内にツバを付ける
今も、変わらない投資の美学の一つです。
企業をどのように「評価」するか?
古典的に考えられていたのは「物としての価値」の計算でした。100円の価値がある会社を以下に100円以下で買うか?という路線の追求です。
今もメジャーな投資戦略である「割安株」という考え方です。企業の帳簿上の資産的・貨幣的評価と株価を比べて良し悪しを占うという手法です。実は、この考え方のベースは今も殆ど変わっておりません。
変わって来たのは環境のほうで、証券取引所や会計士による監査システム等信頼度の高い統計情報がアクセスしやすくなり、品質管理等の管理技術の発想で需給を数字に変えて評価軸にしたりと形こそ色々増えましたが、根本は変わらず「1次情報を使って、企業の評価をつけよう」というものです。
この流れから学ばなければいけないのは、”自ら学ぶ”ということです。
どうやったら、企業の収益性を、資産価値を、経営資源を、ブランド力を数字に落とし込んで比べることができるだろうか?平たい言葉に直すとこういったことを頭の良いおっさんたちが色々と「公式」に落とし込んで来てくれました。
つまり、すでに学べる状態でそこにあるわけです。
一般的に、こういった公の情報を分析して良し悪しを占う株の戦略を
「ファンダメンタルズ(企業の基礎)分析」と呼びます。
「その企業だけをじっくり調べる」ファンダメンタルズ分析もあれば
「その企業の取り巻く環境を調べる」ファンダメンタルズ分析もあります。
「企業ではなく、消費者の行動の質を調べる」ファンダメンタルズ分析もあります。
目の付け所は沢山あって、「株」だけじゃなくて「ビジネスのツール」として定着している方法もしこたまあります。
なので、個人投資家というのは株の本だけを読んでいては上手にできません。広く、「ビジネス」という視点で知識を集めるのが大事じゃないかなと個人としては思います。
長期投資と個人投資家
一般的に正しい事とされている「長期投資」ですが誤解も多くあります。
まず、長期投資は安全ではありません。
明日なにが起こるかわかりっこないのですから、長期の時間軸で株を保有するというのは短期で保有する事にくらべリスクが高いと言えます。
もう一つ言うと、長期投資はファンダメンタルズ投資ではありません。
ファンダメンタルを理由にしても短期の投資はあります。むしろちゃんと調べて短期で利が出る選択があるならばソレを細かく何回も繰り返したほうが複利の効果で投資効率がよくなるはずです。
「ファンダメンタルズを重視しているから、長期投資である」というのは言い訳です。
ただ、個人としてプロも参加する相場で食い物にされないために、プロが選択しない非効率な方法として長期投資を選ぶという考え方はあると思います。