投資対象の経営(商売の流れ)を個人投資家が正しく認識する方法
「株で300万以下の戦う個人投資家」FBグループもよろしくお願いします。
https://www.facebook.com/groups/kojin300/
”株の初心者”でも「不労所得」で、セミリタイアはできるのか?Nonresident income (dividend) plan for Japanese stocks - YouTube
ビジネスの流れそのものの理解がちぐはぐで、そもそも糞分析になっちゃってるもったいない個人投資家おっさんじゃモテないよって話です。
今回はシンプルな経営形態を想定して、単純にどんなことをやってるのか?みたいな部分の話を書いていきます。
「仕入れ、販売、回収」
企業のビジネス、つまりご商売というのは単純にいえば「仕入れ、販売、回収」です。
1.仕入れ(商品製造の場合もある)
2.販売(契約を取るフロー)
3.回収(実際にお金を回収し利益を実現)
結構な割合で、2と3を一緒くたに認識しているケースも少なくありません。が、これは間違いです。
また、2の段階では売上はあっても現金がない状態ということになります。例えば、建設業などは、3の回収までにいくのに時間が大きくかかります。
また、「1も2も3も外部に委託する」ということが合理的な場合もあります。
極端な例になりますが、光通信は言っちゃえば2しかやってません。
2しかやらないというのは、光通信の主な商材は「契約獲得のための営業活動を請け負う」です。ストック商材の~とかじゃありません。
そのストック商材そもそもは契約先に自分たち用にOEMで作らせたようなもんで「オタクの2を俺らがやるから、やりやすい商品をよこせ」って感じでそもそもマッチポンプ的な発想による商材です。
また、この例も見方を変えると「営業力を売る」という視点で、「1,2,3」をやっているとも捉えられます。
極端な例になりますが、こういったものの見方をバシッと決める力というのが今回のテーマです。
「OEM、営業代行、債権回収」
先程のテーマを「外部委託」の表現で直すと、「OEM、営業代行、債権回収」です。
途端に、「?」が増えていませんでしょうか?
言ってしまえば、こういったOEM、営業代行、債権回収、各それらに準じた似たような手法をきちんと把握することで、ビジネスモデルを正しく評価することができます。
自社生産、代理店、決済会社と言ってもいいかもしれません。
例えば、ZOZOタウンのツケ払いのサービスは、クロネコヤマトとGMOペイメントサービス(GMOペイメントゲートウェイ子会社)で担保しています。
また、お互い違う企業ならパワーバランスによって話が進んでいるということでもあります。
GMOペイメントサービスでは決済会社と銘打っても、実態はZOZO利用者からの与信審査についての質問や督促業務などに追われています。
では、「督促業務」を考えたときに顧客の情報はどの程度の情報量で、どの程度確度の高いものなのでしょうか?
ZOZOを利用したことのある方であれば御理解いただけるかと思いますが、商品の発想は宅配便のサービスを経由して届くため、ざっくりした住所でも所轄の宅配業者が把握していれば品物は届きます。
一方で、ZOZO側で取得する個人情報としてはそのいい加減な住所しか残りません。この情報を元にGMOペイメントサービスでは督促業務を場合によっては行わなければならないのです。
もし、これが商品受け取り用のネットネームだったらいかがでしょうか?本人の特定はどのように行うんでしょうか?本人性はどのように立証するのでしょうか?
と、このように実際問題として、「外部委託」というのは、時に利益が大きく、時に把握しづらいリスクが顕在します。
トラブルとフィールドワークが大事
こんなん、ハッキリ言ってしまえばどれだけ世の中という知識の引き出しがあるかでしかありません。で、個人投資家ごときが、こんなん本とかネットでちゃちゃっと調べたくらいで分かるわけないんです。
一方で、こういったスキームの話が身近になる場合があります。それが、事件(トラブルです。
還流ですね、はいアウト。 https://t.co/8r8xQ36GuZ
— 猫組長 (@nekokumicho) January 11, 2019
セブンイレブンでおにぎりを万引した人が、違うセブンイレブンで同じおにぎりを買ってきて棚に戻しても「万引するつもりではなかった」では通らないんですよ。
— 猫組長 (@nekokumicho) January 9, 2019
今日の講義で使用したテキストです。 pic.twitter.com/nhep2qsRZY
— 猫組長 (@nekokumicho) January 21, 2019
こういう時は、「どういう本があるのか?」というのも簡単に探せます。清濁併せ呑むというのは、なので重要なんです。
私の株式投資のFBグループ「株で300万以下の戦う個人投資家」でも言っていますが、蛇の道を解説してくれる蛇の方も立派なプロフェッショナルなんです。
ただ、今回のこのブログのテーマに合わせるなら、「外銀の外為業務」という点に絞って調べてみるとかでしょうか。こういう時は要所のようなポイントも情報として上がってくるのでこういう旬なときに身に着けていくという日々勉強の姿勢がやはり強い個人投資家を作るような気がします。
一方で、そんな荒っぽいことがしょっちゅう起きるわけでもないので私がオススメするのは、
・実際に買ってみる。
・実際に使ってみる。
・実際に働いてみる。
という、実地での調査(フィールドワーク)です。ようは、実際にサービスや企業に近づいてみるというアプローチです。
Wワークでバイトしてみるとか、そういうのでいいと思います。まずは内側から覗いてみるということもできるんだから、やらないならやっぱ怠慢でしかないと思います。
あげくそれで知ったかぶりとかしてFBとかで「俺はわかったぞ!」みたいなのをあげるのは滑稽ですね。
【現在このくらいの人気があります】