1万円以下でも大丈夫!ETFで割安株投資に挑戦してみよう
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今回は、少額投資で株式投資を考えている方向けに1万円以下でも割安株という古典的で歴史的にも多くの人の資産を築いてきた戦略を取れるんだという事を書きます。
ただ、NISAの枠が年に100万円。つまり、月々8万円で使い切る枠に設定しているという意味も改めて考えていただければと思います。
「投資」に1万円だけっておこがましくないか?
まず、僕の投資というのは「資産を増やす」という考え方です。決して、博打のように「暇を潰しつつ、あわよくば小銭が稼げればいいな」って考え方ではないんですね。
もちろんそうやって遊びのようにも株取引は出来ます。否定はしないです。
ただ、パチンコやギャンブルの思考の延長戦で「資産運用で株取引」を考えてしまっている人もいらっしゃるので、ちゃんと言いたいんですね。
自分の財産を築くためなのに、月に1万円しか出せないっていう精神性は異常じゃないですか?
お金が無いんじゃなくて、使ってるだけでしょ?
時給1000円のアルバイトでも10時間分しか出資できないっていうのは正直、僕は舐めてるなって思うんです。
ただ、その状況が理解できないのは僕が当事者じゃないからでしかないので、あくまで前置きをちゃんと書かせていただいた上で1万円以下での方法をちゃんと紹介します。
僕も日雇いの力仕事で良くて1.3万円くらいしか稼げなかった時期がありまして、お金が無いってのはいつか自分にも来るもんだとも考えてるからです。思ったことと、言っていいことは違いますからね。
では、1万円以下でも、割安株という古典的投資戦略をちゃんと活かして「投資」ができるよ
ってのを書きます。
1万円以下で個別銘柄だとクズ株になっちゃう
先行研究
以前にこのようなエントリーを書きました。
株価は日々変動していますので、その時その時で1万円以下で買える株というのは変わってきます。
ここでは、初歩的なクズ株の概念、クズ株のスクリーニング方法を紹介しました。
その後で、「クズ株のリスクを認識しながらも、現金保有量の安全性指標で担保してみよう」という考え方を紹介しました。
ただ、これらの既存のエントリーでは分散投資や財務諸表分析の技術的な側面でクズ株のリスク自体は認めながら戦おうという発想で、どこまでいってもクズ株投資になってしまうという側面がありました。
今回は、管理・整理銘柄に選ばれたというようなリスクのあるクズ株ではなくて、ETF(上場投資信託)を上手に使って、少額投資でも割安株投資を実践してみようという考え方になります。
ETFを使えば、外国の株にも投資ができる
ETFというのは、上場している投資信託になります。投資信託というのは本来、証券会社等でファンドマネージャーが運用するから、顧客はお金を小口出資で済むという仕組みです。基本的には、証券会社等の金融のプロに運用してもらう、分散投資になっている、という点で初心者向けだという意見もあります。
銘柄を推奨する訳ではありませんが、あくまで実例ということで幾つかETFを例示させていただきますと
iシェアーズ MSCI ジャパン高配当利回り ETF【1478】:ETF - Yahoo!ファイナンス
アメリカ株に投資できるETF【売買単位:1口】
iシェアーズ米国高配当株ETF(MS配当F)【1589】:ETF - Yahoo!ファイナンス
ETFS WTI原油上場投資信託【1690】:ETF - Yahoo!ファイナンス
といったのがあります。全部現時点では、1万円以下で買えるものになります。
ETFの特徴は証券取引所に上場しているものになるので、どなたでも日本の証券投資税制を活かして投資ができる点です。
日本の証券税制下で投資を行えるというのも非常にメリットがあります。というのも、もし海外株で儲かった場合に、特別口座のような簡単に税申告できる仕組みを利用できない事があるからです。
また、もし金額自体が大きくなれば海外からの多額送金ということで、税務局からのチェックが入る可能性があります。送金量によるものなので儲かってなくてもチェックが入る場合があるかもしれません。
という、難しい部分もかなりメリットを受けつつ、日本の枠を飛び越した分散投資の恩恵を1万円以下の出資でできるというのはかなり魅力的かと思います。
ETFのスクリーニング時の注意
あくまで先ほど紹介したのは1万円以下で買えるETFの一部になります。ここからETFに対象を絞りながら割安株投資をしてみましょう。
その前に、割安株投資がわからない方はこちらを参照してください。
楽天証券のスクリーニング機能を使って、実際にやってみましょう!
あと、ツイキャスでも土日とかに僕の投資先を探す「銘柄スクリーニングキャス」をッ時々不定期でやってるので良かったら遊びに来てください。
1万円以下にチェックを入れる
この時点で、すでに117件。もちろん現時点での話はなるんですが、ただこれだけ数があると割安株意外の投資戦略も1万円以下のライトバージョンで取り組めそうですね。
「財務」の項目や、財務諸表を元データにするのは使えない
財務諸表が無いので、財務諸表からの元データを使う指標はエラーとなりスクリーニングに繁衍されません。なので、純粋に現在の値段の割安感を探っていくという事になります。
「テクニカル」の項目にあるような指標になりますが、何を選ぶかは個性ですね。僕のお気に入りは「年初来安値からの上昇率」です。
ETFだけを選ぶように注意する
スクリーニング条件では、あくまで現在値での割安感しか指定していません。つまり、このスクリーニング条件で選ばれた個別銘柄は安全性等が担保しきれずに表示されている可能性が高まります。
ETF自体は「基本的に投資信託の仕組みで安全性を担保している」という前提を信じて投資する形になります。銘柄名を実際に検索するなどして、どのような銘柄選定を行っているのか?どんなパフォーマンスを目指すのか?というのは個別に調べて投資判断を下す必要はあります。
投資信託でも、アレなものもある
ここまで、「投資信託という仕組みはプロに運用してもらっているし、ある程度分散投資になっているから安全だ」という前提でかいておりますが、これは「アレ」だなというものもあります。
直近で個人投資家の間で話題になった投資信託があります。それが皮肉にも郵政関連のこちらです。
もちろん、郵政株を買いたくて買えなかった方等には良いかもしれません。ただ、郵政関連だけということで実質的に分散投資されてないのではないか?という意見も散見されます。
郵政3社投信とかいうバカげた商品が65億集めたって聞いて戦慄を覚えた。 分かりやすく言うと、 「郵政3社だけの株で投資信託しますよ。もちろん、利益から運用益の一部はもらいますけどね。」 3社だからリスクも減ったくれもないし、自分で直接買った方が賢いという情弱商品。
— 本庄飛鳥 (@asuka_foxone) 2015, 11月 6
かなり初期に書いたのですが、株式投資で大事なのは長期投資だとか割安株投資だとかそんなカッコイイ難しそうな専門用語ではありません。
自分で、ちゃんと勉強する。人からの話を、鵜呑みにしない。
これだけです。あなたに一番役立つアドバイスは努力しろってだけです。それも、知識を取り入れるだけじゃなくて、自らも考えると言うことです。学校のお勉強ではないんでね。
【現在このくらいの人気があります】