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株で儲けたかったら「買った時よりも高く売る」って当たり前の事をちゃんとやろう

 

「株で300万以下の戦う個人投資家」FBページもよろしくお願いします。

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株で「儲ける、稼ぐ」って事を本質的にちゃんと考える事って大事だと思うんです。でも、あんまり儲かってない人に限ってココの作業をすっ飛ばして方法論をやっきになって勉強しがちなんですよね。

 

何でもそうだと思うんですけど、技術も大事ですけどルールもちゃんと知っておこうねって言う事を書きます。そもそもどうやって株って利益出すの?なんで利益でるの?って部分を掘り下げて見ようかと思います。かなりエモい文章になります。

 

「安く買う」か「高く売る」

まず、株式投資で利益がでるのは売値と買値に金額差があるためです。50円で買った株が、100円で売れるから50円の利益が出せる訳です。

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で、僕個人的には50円を割安と読み解く技術と100円に上がりそうだと見込む技術は50円の利益を作る技術であっても似て非なるものだと思っています。

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つまり

50円を安いな! と意思決定するのは

現状の株価を分析する技術(「今」を合理的に価値付する)

 

なのに対して

 

今買えば100円になるぞ! と意思決定するのは

将来価値を分析する技術(「未来」を合理的に価値付け)

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ところが、コレは自体は何にも考えていないとどっちも似たような考えだと思いがちですが、言葉に直してみると取り組むレベルが全然違う事が分かるかと思います。

 

少なくとも僕は、私生活でも現状の不甲斐なさを客観的に理解することはできても、将来的な不甲斐なさの克服を約束できるかって言うと絶対出来ない人間なので、株式投資でも「今の価値付け」というのを注目して分析を行っています。

 

 割安感 への理解と勘違い

僕自身が、割安感を重視して株を選んでいるもう一つの理由が、「割安感」というのは古来からのテーマで昔から多く研究されてきているからなんですね。

教科書的な部分ですとPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)といった財務指標があります。

 

ただし、PERやPBRだけに頼るとその時点での評価に過ぎないので注意が必要です。そのため実際にはその他の指標も頼りにしながら分析される事が多いと思います。

というのも、PER等の指標が割安圏内に入った理由や背景についても知る必要があるためで、売上高の推移や5フォース分析等の「企業実態を知る」という工程も必要になってきます。

 

※詳しくはこれらを参照してみてください

バリュー投資アイデアマニュアル ──得意分野を見極めるための戦略の宝庫 (ウィザードブックシリーズ)

バリュー投資アイデアマニュアル ──得意分野を見極めるための戦略の宝庫 (ウィザードブックシリーズ)

 

  バリュー株についてはこちらが読みやすいかと思います。投資家のためにかかれていて価格もそれなりですが、個人的にはすごく参考になりました。手に取りやすい「1000円~2000円の元証券会社の某さんの本」と違ってロジックの話中心で難しいと感じる方も多いと思います。が、このレベルであれば時間をかけてゆっくり読み解く事もできるかと思います。

 

競争の戦略

競争の戦略

 

 前述の5フォース分析というのは、マイケル・E・ポーター教授の企業やビジネスを分析する際のフレームワークです。今日様々な経営企画の場で当たり前に使われているフォーマットで、個人的にはこうした経営学的なエッセンスも取り入れています。1995年から専門的な学術書として値段もそれなりな割にはめっちゃ売れています。論文形式で読みづらい部分はありますがオススメです。

 

 

また、高値で掴まない技術としてドルコスト平均法というのもあります。

毎月定額で購入することで、株価が安い時は多く、株価が高い時は少なく買う。というもので、時間軸での株価の乱高下を平均化の技術で抑えるというものです。

 

ただし、ドルコスト平均法は高値で掴まない技術であって割安で買う技術ではないです。結構な人がココを勘違いしていて、投資信託等を買う際に付け焼き刃的にドルコスト平均法を口に出す事に僕は違和感を感じます。

個人的には、ドルコスト平均法というのは毎月買わざるを得ないファンド等の機関が、本当は買いたくない相場でもいかに買うか?という技術であると思っているので、「買わない」という選択肢がある個人投資家がこの手法を選ぶ理由があまりわかりません。

 

「毎月一定金額で買えば株価の変動率を抑えられてなんだか良さそうだ」という感覚論だと思ってます。正直、アホかと思ってます。

 

個人的に「割安感」で失敗した事の話

僕は、証券口座を開いてからようやく勝ち星が多くなってきた理由としてはやっぱり「割安感を重視してきたから」というのがあります。

 

が、ウォーレン・バフェットしかりで「割安感」から出発した投資家はかなり多いですが、同時に「割安感から卒業している」というのも事実なんですね。実は、割安投資というのは「グロース投資」を理解するための前提技術として学ぶケースが多くて僕もそうですが段々と割安→グロースと意識は移って行っています。

 

ここまで「割安株投資はスゲーんだぜっ!」ってスタンスで書いてみたんですが、僕自身百戦錬磨ではなかったので「割安株」の落とし穴の部分もきちんと書いておこうと思います。


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経営方針を見落とした

経営者が積極的に株価が上がるようなアクションが無くて、もちろん上場企業の経営者が「やる気ない」なんて言うはずないので、その人的な部分をもう少し冷静に見れたらよかったと思う。

株価が急落中でさらに下がった

理由を見ずに株価だけで買ったせいで、かなり致命的なミスを犯したため株価がズルズルと下げ調子になっていることに気づかなかった。含み損を抱えても「買った株価自体はあながち間違いじゃないからいずれ上がる」と思ったが、結局倍の含み損になるまで売れなかった

PERやPBRに適正値があると思っていた

FXなんかにも言えますが、PERとかは経営者が気にしてなければ平気で一桁とか行っちゃうんですね。PERやPBRというのは経営者が「適正水準を守ろう」と思って初めて守られるものなので、教科書通りに20倍以下の銘柄を買って含み損を抱えまくりました。

経営課題が解決したのでこれから上がると思った

警視庁から虚偽報告の疑いで捜査が入った会社がありまして、そこの取り組みが逐一IRとして報告されていた点を評価して買いました。結果的に捜査の結果は「虚偽は無かった」という結論にもなりました。しかし、虚偽報告の一見で取引銀行の取引が停止してしまい資金繰りが上手くいかず本来の商売が出来ないという新しい課題が浮き彫りになりました。もちろん、さらに下げました。

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書いていて、すっごい恥ずかしいんですがリアルです。

 

まぁでも、割安さに注目してから証券口座を開いてからの収支は改善してきています。次のステップ、次のステップと上がるに連れてまた新しい課題が出てくるので勉強することは辞められませんが、それでも昔よりかは多少上手に相場に向き合うことができていると実感しています。

 

当たり前なんですが、株で儲けるってはそう簡単なことじゃないのですがそれでも労働性の収入とは違う収入源になることは確かなので勉強する価値はあるのかなぁと思っています。

 

あ、あくまで個人としての考えですよ?

 

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